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«執務スペースの人間行動とデザイン
筑紫 哲也: 若き友人たちへ―筑紫哲也ラスト・メッセージ (集英社新書 515B)この人の考えが溢れている。日本、国家、メディア、文化、平和、教育と。そして何よりも「あとがき」に驚嘆する。戦前生まれの16歳はこれほどの文章で自らの体験と考えを表現していたとは。 (★★★★★)
香山 リカ: しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)先日、宇沢弘文氏の話を聞いたが、少し市場原理主義的な考え方に世の中偏り過ぎたようだ。少子高齢化が市場の拡大を阻み、結果としてデフレ、セーフティネットの崩壊を産んでいるように宣伝されるが、企業の利益率が4%程度あれば、株主配当を優先させるよりも従業員人件費を優先させれば、市場に回るお金は増えるだろうに。 (★★★★)
和田 秀樹: 富裕層が日本をダメにした! 「金持ちの嘘」に騙されるな (宝島社新書)少し無理矢理な気もするが、このような本を多くの人が読んでいれば、世の中だいぶ変わるだろうと思う。今朝の新聞に、民主党が公約に、高校無料化を挙げるように書かれているが、これが実現するだけでも、とりあえず今回の総選挙では民主党という選択肢しかないように思う。2大政党制とまでいかなくても、政治に緊張感がもっと必要で、官僚にも緊張感が必要だろう。 (★★★★★)
松岡正剛: 多読術 (ちくまプリマー新書)「こんな読み方があったのか!」というほどのこともないような気もしますよ。でも、松岡氏がおすすめの本は読んでみたいと思いました。 (★★★★)
若松 義人: トヨタの社員は机で仕事をしない (PHP新書 526)先日、京都機械工具を見学したばかりなので、5Sやダラリの話などトヨタ式がよく判った。本書では、製品の企画・開発・生産・流通・販売の直接部門ではなく、間接部門を対象にしているが、トヨタ式は同じと。しかし、この厳しい、躾のよいやり方が今にうけるかどうか。
松岡 正剛: 誰も知らない 世界と日本のまちがい 自由と国家と資本主義歴史の語り方は難しいもので、ある範囲を決めて話しを進めないと、判りにくい反面、同時代に別の場所で起こっていた事柄やそれらとの関連は、その方法では語りにくい。要するに、編年体と紀伝体という違いなのだろうが、この本は松岡正剛の講演をそのまま本にしているため、その価値観がふんだんに盛り込まれていて、相当に面白い。 (★★★★★)
竹井 隆人: 集合住宅と日本人―新たな「共同性」を求めて少し批判に過ぎるような、決めつけのような感じもする。批判の矛先は「建築工学者」。建築学を工学の一部として狭く捉えすぎている感がある。だが、つまるところ分譲マンションの本質は、建物という個々に切り離せない財を共有しているにも拘わらず、区分所有法が概念的かつ物理的な様相をもってそれを空想させるため、所有者らの共同管理責任を希薄にしてしまい、しかもデベロッパーはそれを逆手にとって売り切りをしているということだ。だから、それを克服するには所有者らのガバナンスの意識を取り戻すしかなさそうだ。 (★★★★★)
高橋鷹志、長澤泰、西村伸也編: シリーズ〈人間と建築〉 3 (3) 環境とデザイン高橋鷹志先生の東大退官記念事業の一環として出版された。シリーズ人間と建築の第3巻。環境の中での人間行動をもとに空間をデザインする方法について、さまざまな事例をもとに紹介している。人間-環境系のデザインのための必携の書!? (★★★★★)
石原 一子: 景観にかける―国立マンション訴訟を闘って日本の都市計画関連の法律がいかに杜撰であるか、日本の政策がいかに企業優先で進められてきたのか、明和地所マンションを巡る国立の市民運動がいかに景観を勝ち取ったか。市民のための政治を考えさせられる。 (★★★★)
鈴木 由紀子: 最後の大奥天璋院篤姫と和宮 (幻冬舎新書 す 2-1)NHK「そのとき歴史が。。」と大河ドラマ「篤姫」に興味を持って読んだ。幕末から明治維新の為政者の動きが篤姫と和宮の視点からリアリティをもって語られる。文章が濃いので、人物の関係を把握しながら読み進めるのが難しいが、明治になってからの生活の変化も面白い。 (★★★★)
林 望: 新個人主義のすすめ (集英社新書 (0427)) (集英社新書 (0427))薦め。。。「つるまない。思いやりの心を大切にする。自分の言行に最後まで責任を持つ。威張らない。感情に流されない。約束を守る。時間を大切にする。流行に流されない。人の話をよく聞く。貪らない。いつも静かに。」 (★★★★★)
竹島 靖: 住育のすすめ―住まいを考える50の方法 (角川SSC新書 13)これ読むと新築マンションなんて買わない方がいい感じ。中古の戸建てをちゃんと吟味して買うのがベストらしい。いずれにせよ自分の家を手に入れようとするなら、自分でいろいろ動いて努力しないと、ろくな家に当たらないのがこの国らしい。 (★★★★)
伊藤 真: 憲法の力 (集英社新書 399A)カリスマ伊藤真の日本国憲法のお話。日本国憲法の理想が如何に高く、如何に先進的であるか、またどのように国際貢献できるか。いまの国会議員らの不勉強と、見識のなさに怒りすら。国民を煽動して、その結果誰を戦わせるのかと。 (★★★★★)
阿川 弘之: 大人の見識 (新潮新書 237)阿川弘之ももう86歳だそうで。海軍びいきなのですが、そういう風土はなくなりかけていて、結局みんなあくせくするか、成金になるか、になってしまったようで。武田信玄の「主将の陥りやすき三大失観」の話が冒頭にありますが、そなリーダーばかりで。 (★★★★★)
森口 朗: 戦後教育で失われたもの (新潮新書)日頃から小学校が「幼稚園化」していると感じていたが、そのことに明快に答えてくれた。要するにそれが戦後の「正しい教育」の「成果」なのだ。子供が大人になるための通過儀礼をすべて否定することで、それは成り立っていたのだ。教育基本法については役割を終えているという立場だが、改正以前に書かれたもので、それについての言及はないが残念だった。 (★★★★★)
杉山 尚子: 行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書)目から鱗、間違いなし!。日頃の行動のわけがよくわかる。くよくよ悩むよりも、よく観察することが大事。 (★★★★)
水月 昭道: 高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)91年の大学院重点化以前から、博士を出ても就職がないという事態があったにも拘わらず、定員だけを増やし実質的な学生増、収入増をもくろんだ、文部科学書と大学。政策が生んだ現代の闇。 著者は、建築学科から九大の人間環境学を出た人なだけに身近な問題。 (★★★★★)
福岡 伸一: 生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)エントロピーの法則に打ち勝つ生物の力が理解できる。棲めば都とは少し違うかもしれないが、順応性を可能にしている生物システムには時間の概念が欠かせない。生きることは無常であり、行く川の流れであるからこそ、エントロピーに反して生きて行けているように見える。読み物としても、いろいろなエピソードが挿入されおもしろい。 (★★★★)
村上 正邦: 参議院なんかいらない参議院議員を辞めた3人が参議院の意味を問う。何故参議院が必要なのか。衆議院は国民の声だとすれば、参議院は国家の理性と方向性。じっくりと6年をかけてこの国のあるべき姿を考えることが参議院議員の役割で、政党とは一線を画すべきと。 (★★★★)
梅田 望夫: フューチャリスト宣言ネットにある自分の情報が自分の人格となっていることに気づくと、社会的な柵はどこから来るのか判るだろう。 (★★★★★)
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